NPO法人 関西臨床腫瘍研究会 (Kansai Clinical Oncology Group; KCOG) とは、「本当に患者さんのためになる質の高い臨床研究を行いたい」という意志を持つ医師ならびにメディカルスタッフの有志の集まりです。肺がんを対象とした呼吸器グループと、婦人科腫瘍を対象とした婦人科グループの二つのグループで活動しています。そして現在、この趣旨に賛同する有志たちは、関西を中心に関東から九州にまで参加施設が広がっています。

　昨今、ガイドラインなども整備され、標準とされる医療も普及してきましたが、まだまだその効果は満足のいくものではありません。我々はさらに治療効果が高く、患者さんにやさしい、よりよい医療の開発を目指して臨床研究を行っています。これまでにも多くの臨床研究を手がけ、その成果を発表してきましたが、「本当に患者さんのためになる質の高い臨床研究を行う」ことを使命として、今後さらに臨床研究に取り組んでいきたいと考えます。

　KCOGは誰でも参加できます。学閥、年功序列も一切ありません。特に若手の医師やメディカルスタッフの方々の参加をお待ちしています。

2015年5月9日

KCOG会長：伊藤公彦